わたしには『師』というかたが何人かいます。
初めてバレエを習ったちひろ先生。
(わたしにお月様ちゃんというニックネームをつけてくださった。月代の由来はここから。)
初めてジャズを習ったまき先生。
(もう引退されて南へ移住された。先生の公演にでたくて必死だったけどもう叶わない、でもいつか同じ舞台で踊りたい心のどこかで思っているずっと憧れのひと。)
そして身体表現というものを身体で伝えてくださっている碧音さん。
もっと身体を深めたくて習ったコンテの先生、美佳さん、熊谷さん。
演劇、舞台公演をすることを教えてくれた和樹さん。
んや、和樹さんだけはなんか違う。
和樹さんは『師』であるのに恐れ多くも『戦友』でいてくれたり、近い存在でいてくれた方。
100のわからないに対して150の説明で返してくれたり、硬かったわたしの殻をやぶってくれたり、わたしの表現を180度変えてくれたひと。
中原和樹さん。
ここ数年は一緒にユニットを組んで活動したり、山梨や新潟で衣食住を共有しながら創作したりした。
心の距離0で、ぽんと投げればぽんと返してくれて、悩んでいるとタバスコみたいなひとことを投げて来て、でも意外とそのタバスコに救われたりする。『友達』みたいな『師』みたいな不思議な存在の和樹さん。
いままではクリエイター×プレイヤーとして話をして来ました。
でもいまわたしが大塚由祈子さんの振付補佐で入っているこどもミュージカルSKYでは、演出として和樹さんがいるので、クリエイター×クリエイターとしての話をする。
今日も打ち合わせがあったのだけれど、やっぱり彼の知識量と経験値は計り知れない。いや、もちろんゆっこさんもそう。
どんな景色を見てきて何を想像しているのか、計り知れない。
そんななかで打ち合わせに参加していると、自分がちぃーちゃくてぺらんぺらんで、溶けそうな感覚に陥る。
悔しい。純粋に悔しい。もっと知ろう、勉強したい。
もちろん舞台の振付に関わることはほぼ初めてだから、もはやわからないことしかないけれど、それでもやわらかいあたまは持っていたつもりだし、想像力は働かせたいタチなので、とても悔しい。
こども心を忘れない、膨大な知識と経験をもったかっこいい大人になりたいとおもいました。
いや、かっこいいというよりおもしろい、か。
『師』っていろんな意味で偉大だなあ。
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